20181218

『自然栽培』のvol. 15掲載の連載コラム『みっちゃんのイイモノひろめ隊』を読んで

季刊書籍『自然栽培』のvol. 15に

季刊書籍『自然栽培』のvol. 15


載っていた、さとうみつろうさんの連載コラム『みっちゃんのイイモノひろめ隊』でこんな下りがあった。

20181211

人物像を予想することについて

知り合いでかなりセンサーの発達している人がいる。その人は写真を見せただけで、「この人はこういう人ではないか?」と聞くのだが、ほとんど外したことがない。わかる人にはそのレベルでわかってしまうのだろう。

私はその人ほどではないが、顔を見たらだいたいの人柄の予想がつき、文章や態度の背後にあるものがわりとわかる。

20181127

砂糖をやめてみて2か月間の身体の変化について

砂糖断ちを開始して2か月余りが経った。精製された白砂糖だけではなく、黒糖や粗糖も含めて全ての糖類をなるべく食べなかった。

「なるべく」というのは、家で自分で作って食べる分には何を料理に入れるかは自分次第なので避けられるものの、他者と関わる場合は避けるのが難しい。外食で出てきた料理の味付けに入っていた場合は食べてみないとわからないし、人から気持ちでもらったお菓子などは断るのも気が引ける。私の場合は、すぐに重篤な症状が出るわけではないので食べた。月に5~6回くらいは砂糖または白砂糖を摂取したと思う。

砂糖をやめたほうがいいという話はときどき耳にしていた。もともと甘いものが大好きで、毎年この季節になるとPeople Treeのチョコレートをいつも机の中に常備してしまうほど。白砂糖は精製過程で化学物質を使うので身体によくないというのはそうかもしれないと思いつつ、粗糖や黒糖など精製度の低いものなら大丈夫なのでは、いや、そう思いたい・・・とよく調べずに済ませてきてしまった。しかし、砂糖が身体に及ぼす影響について知る機会があり、自分の身体で試してみようと思った。9月25日からスタートして、今日で約2か月になる。

砂糖をやめて2か月の身体の変化について書いてみたい。

20181106

一緒にいる男女を見て夫婦と憶測することについて

電車で街なかに出たらときときどき寄る自家製天然酵母のお気に入りのパン屋さんがある。相方と2人で行くことも多いが、1人で行くこともある。何回か通ううちに顔なじみになり、スモールトークもしてくれる。

20181030

名前を聞くことと、関係性を聞くことと、どちらが失礼か

パートタイムで会社に行きだして間もなかったころ、電話で相手の会社の人が自分の名前を名乗ってから、唐突に「失礼ですが?」と言うのでびっくりした。

全く失礼ではなさそうな早口でぶつっと切れる「失礼ですが?」。「なんのことだろう?」と面食らっていると、不機嫌そうに「失礼ですが、お名前は?(怒)」と言われ、「ああ、名前を聞きたかったのか」と理解した。

20181023

トランス脂肪酸とは?

トランス脂肪酸というのを数年前から耳にするようになった。

油はオーガニックのオリーブオイルやごま油など、なるべく自然なものだけを使うようになった後になってから、「トランス脂肪酸」のことを耳にするようになり、外食もほとんどしなくなったので、摂取している可能性は低く、あまりちゃんと調べていなかったが、家族やまわりの人が食べている可能性は高く、やはり気にはなっていた。

「トランス脂肪酸って名前からしてよくないものな気がするけど、なんでよくないのだろう?」と思っていたら、たまたま目にした自然食品のカタログにわかりやすく載っていて勉強になった。

20181002

石けんシャンプーとの出会い―moonsoap(ムーンソープ)が大好き

一般的なシャンプーによく使われている鉱物(石油)由来の合成界面活性剤は、肌にも健康にも環境にも良くないということを知り、石鹸シャンプーを使うようになってたぶん7年ほどになる。今は一般的なシャンプーでも植物性を謳うものも増えたが、ラベル表示を確認すると、やはりよくわからない化学物質が入っているし、植物性といってもその原料の栽培で熱帯雨林を破壊している場合もあるので、なるべく信頼できるメーカーのものを使い続けている。

20180925

孤独について

よき理解者だと思っていた人が実はそうではなかったということに、気がついてしまったときほど悲しいことはない。私を理解してくれる人はどこにもいない。そんな孤独感に襲われる。でも、最近、自分は孤独な存在なんだということを受け入れたら、少し気持ちが楽になった。

20180911

「デモや署名ではなんにも変わらなかった」―とある有名作家の発言を受けて

3年ほど前、自然と調和したライフスタイルを追求し、手のしごとを大切にする丁寧な暮らし方を自らも実践しながら提唱されている有名な手仕事作家が、近くのお店で展示会と縫い物のワークショップをしていたので見に行った。展示を見に行ったのが、縫い物のワークショップとちょうど重なり、その有名作家のレクチャーが聞こえた。少しどきどきした。

楽しげなトークの途中で、「署名運動もやったし、デモにも行ったけど、なあーんにも変わらなかった! それで気づいたんです。暮らしが大切だって。暮らしが変われば、社会は変わるの」といったようなことを語っているのが聞こえた。数十人の参加者(女性のみ)はキラキラした憧れの眼差しで作家を見つめている。私は憧れが一気に冷めてしまった。

20180904

女性には「娘、嫁、母として」の役割がある?

自然となるべく調和し、手のしごとを大切にするていねいな暮らし方を何十年もしている女性が、女性には「娘、嫁、母として」の役割があり、縫い物をする時間はそうした役割から逃れて、本来の自分に戻れる時間、とエッセイに書いていた。年齢も60代くらいの方なので、そういう時代に生まれ育って、相当苦労したんだろうなぁと思った。

でも、今はもうそういう生き方をしなくてもいいのに、まだそれに囚われている感じで、すべての女性に対して、女性には娘・嫁・母の役割がある、縫い物をして自分に戻れ、という考え方を提唱しているような論調だった。同じ記事に、フェミニズムの運動もしていたことがあると書かれていたので、女性にジェンダー的役割を押し付けるのがよくないという考え方に触れたことはあると思う。それなのにこういうことを今の時代にまだ言っているというのは、その後、性差別主義に転向したのかもしれない。

20180828

だれかの活動を支えることによる創造について

直接的に自分が何かを創作していなくても、常に人間は何らかの創造に関わっている。

20180821

軍歌のようなスポーツの応援ソングを見て

スポーツというものは、人の攻撃性や排他性を高めてしまうものなのだろうか。

知っている人は知っていると思うが、名指しはしたくないので避ける。数ヶ月前のこと、特に若者の間で人気のあるロックバンドが日本のスポーツ番組のテーマソングと同時収録された曲に、軍国主義的な思想を高揚しかねない歌詞が散りばめられ、ナショナリズムに傾いてしまったのではないかとネット上で一時騒然となった。

20180814

SNSがリアルにも侵食してきた現代で

フェイスブックをすっかり退会したのが2016年の12月末。1年半とちょっとが過ぎた。不便だったらまた再開しようと思っていたが、今のところ、メリットのほうが大きい感じがしている。

20180710

ネット右翼(ネトウヨ)になりやすい人たちとは?―『高齢者ネット右翼が増えている?』を読んで

私のまわりにはネット右翼(ネトウヨ)がいないので、直接遭遇したことはないのだが、SNSやニュースサイトやブログのコメント欄では結構よく見かける。数年前までは、ネトウヨってどこにいるんだろう、と思っていたけど、最近は見かける率がますます高くなってきた。

20180703

BBCのドキュメンタリー「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」についての記事や反応を読んで

6月28日にBBCでドキュメンタリー「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」が放送された。

著名ジャーナリストの山口敬之氏によるレイプを告発し、性犯罪に関する司法制度と被害者に対する支援体制の現状に問題提起をしたジャーナリストの伊藤詩織さんの事件を中心に、日本の根深い男女差別の問題、社会通念、性犯罪被害者が声を上げにくい日本の社会状況を伝えている。

日本では見ることができないが、番組の概要と番組の一部映像、放送後の視聴者からの反応は以下の記事にまとめられている。
「日本の秘められた恥」  伊藤詩織氏のドキュメンタリーをBBCが放送
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44638987
イギリスでは7月28日までこちらのページで視聴できる。
BBC Two - Japan's Secret Shame

20180626

ミス・アメリカが水着とイブニングドレスの審査を廃止、というニュースを読んで

ミスコンテスト(女性の美貌を品評するコンテスト)自体が嫌いで、アホらしいな、と思ってきたが、珍しくミスコンテストの記事に目が止まった。
「ミス・アメリカ」 水着審査を廃止(5 June 2018 on BBC)[英語版はコチラ→Miss America waves bye bye to bikinis

20180619

non-binary(男でも女でもない)のジェンダーの人の結婚式に関する記事を読んで

生まれたときの性別は女性で、精神的には性が流動的な人が、結婚式の計画を立てているという記事を読んだ。
Planning my wedding as a non-binary bride(By Claire Rudy Foster, Tue 5 Jun 2018 on Guardian)
こどもの頃も多くの女の子のように結婚式の日を夢見ることはなく、いつか白いドレスを来たお姫さまになるなんて夢見たことはなかったそうだ。女の子だと自分を認識したことはなく、動物か何かに近いと思っていたという。そんな著者が結婚式をすることになり、何を着るかで悩んだというお話。

20180529

古い布類には邪気が溜まる?

片付けのやる気を出すべく、片付けに関する本やサイトを読んでみていたら、「古いものには邪気が溜まり、特に布類には邪気が溜りやすいので、こまめに捨てる」というアドバイスをよく見かけた。断捨離で有名なある人も衣類は1年で捨てるという。寝具は3年で取り替えるという人もいた。お財布なんかもよく「3年が寿命」と言われるのを耳にする。古いものにはそんなに邪気が溜まるものなのだろうか。

20180522

「正しいヤツより楽しいヤツに」なろうという提案を見て

ネットで調べ物をしていて、「正しいヤツより楽しいヤツに」という文言を目にした。

20180508

自分のことを決めつけられたときの対処法について

他人から自分のことをあれやこれやと決めつけられたとき、いつもどうしたらいいものか悩ましい。

20180501

生活保護を題材にした漫画『健康で文化的な最低限度の生活』のこと

生活保護をテーマにした漫画があることを、岩波書店の月刊誌『世界』の2018年2月号で知った。この漫画『健康で文化的な最低限度の生活』の作者・柏木ハルコさんと、福祉的な支援が必要な案件を専門とする弁護士の安井飛鳥さんとの対談『“理解されない生活保護”が生命をつなぐ』はとても興味深い内容だった。

20180424

People Treeのカタログを読んで

フェアトレードのことを知ってから、できることならフェアトレードだとわかっているものを買いたいと思っている。フェアトレードのブランドの1つPeople Treeから春夏物のカタログを送ってもらった。

20180417

エシカルジュエリーのことを知ってから

ナチュラルなもの、天然素材、自然に還るものが良い、とは思うのだけど、どういうふうに作られたか、どういうふうに採取されたのか、ということも重視したい。

20180403

断捨離ブーム、「捨てる」より「循環する」暮らしに

断捨離やミニマリストのブームが起こってしばらく過ぎ、これらの言葉はもうだいぶ一般的になってきた感じがする。

しまい込まれているよりも、「感謝して手放し、送り出そう」といったことは、断捨離や片付け、ミニマリスト関係の本によく書かれている。しかし、送り出した先が、埋立地だとしたらどうだろう? 乱雑に扱われるリサイクルショップだったら? 衣類の寄付にしても、タダでくれるから買わなくていいやという人が増えたり、闇市場に流れたり、現地の経済に悪影響を及ぼしてしまう恐れもあり、現地の人に本当は迷惑をかけている場合もある。

20180327

モノが持つ力

水を入れると、入れた水がおいしくなるというグラスに出会った。水を入れて数分後には透明度が増して水が輝いて見える。摩訶不思議なグラスだ。その形状が水を振動させて活性化するのだという。

初めて説明を読んだときは、半信半疑だった。発明した人が真剣だったのと、作っている人が真面目そうな職人さんだったので、もう少し読んでみると、値段も手ごろで、デザインも好きだったので、試しに取り寄せてみた。「ちょっと変わるくらいかな?」と思いきや、全く味が違う。あまりにも劇的な変化で「なんでだろう」と飲むたびに不思議だ。

20180320

二十四節気七十二候のまとめ

日本の四季の移り変わりを暦にした二十四節氣と七十二候は、農作業など植物との関わりかただけでなく、季節に合わせて体調を整える参考になります。

二十四節氣七十二候に初めて出会ったのは『にほんのいきもの暦』(日本生態系協会・著/アノニマ・スタジオ刊)という本。写真もきれいで、植物や生きものに会いに出かけたくなります。今は文庫版も出ているようです。

にほんのいきもの暦

二十四節気七十二候を以下に一覧にまとめます。太陽の動きを基に算出されているので、日付は毎年変動します(正確な日付は『こよみのページ』などのサイトで知ることができます)。過去に1つずつ記事にしていたのですが、一覧になっていたほうが探しやすいので、一本化することにしました。お探しの七十二候にずばっとたどり着きたい方は、Ctrl+Fで検索してください(ショートカットキーはブラウザーによるかもしれませんが…)。

20180313

homemakerという英単語―「主婦」に代わる日本語がほしい

小豆島にあるhomemakersという店名のカフェのことをガイドブックかなにかで読んで、なんとなく頭の片隅にこの単語があった。homeをmakeする人―思い通りの暮らしの場を創造する人たちという感じで素敵な名前だなーと思っていた。

翻訳をしていて、homemakerという単語に再び出くわした。辞書では、「主婦」「主夫」が訳に当てられていたが、やっぱりしっくりこない。英語でも昔は、いわゆる「専業主婦」のことをhousewifeと言ったが、今は特にアメリカではhomemakerのほうがこのまれるそうだ。検索してみたら、full-time homemakerという表現もあった(たとえば、コチラのThe Japan Timesの記事で使われている)。日本語の「主婦」という言葉は、家事が「婦人」すなわち女の仕事、という感じがして嫌な言葉だと思うが、ほかに代わる言葉は今のところ存在しない。

20180227

プラスチックフリーを目指すとともに

環境保護団体のグリーンピース・ジャパンからプラスチックフリーの生活を提案するメールニュースが届いていた。

包装プラスチックはリサイクル用にゴミ袋が分かれているので、リサイクルされているものと思っていたのだが、メールニュースにはこう書かれていた。
分別したプラスチックは、リサイクルで新しく生まれ変わっているものと思っていました。でも調べてショックを受けました。実は日本で、循環するプラスチックはわずか。ほとんどは”燃料”になったり、海外に輸出されたり、役立てられずに焼却されたり埋め立てられたりしているんです。

20180220

性差別的で不快な言葉「処女作」について

昨夏、以前から憧れの存在だったガーデナーで絵本作家のターシャ・テューダーさんの映画を見る機会があり、ますますすきになった。暮らしについては映画で垣間見ることができたが、どのような絵本を生み出されてきたのかにも興味がわいた。

ターシャさんの暮らしをフィーチャーした本や名言集はよくあるが、絵本はなかなか見かけない。取り寄せようにも、100冊以上もあるのでどれが自分に合うかわからない。ターシャさんが手掛けた絵本の解説書を図書館で見つけ、パラパラと眺めてみた。

絵本作家ターシャ・テューダー on Amazon

ところが、著者が「処女絵本」「処女作」を連発するので途中で嫌気がさしてきた。

20180213

店の人のプライバシーを侵害する下世話な客について

しばらく前に、友人からこんな話を聞いた。

親しくしているお店に寄ったとき、客が2人やってきた。死んだ魚のような目をした年配の女性と、やや若く見えるが死にかかった魚のような目をした女性だったらしい。お店は女性と男性で切り盛りしているのだが、お店の男性が離れたすきに、お店の女性に「あれは彼氏ですか?」と年配の女性が聞いた。友人は内心、「それ、(お店と)関係あるかよ?」と呆れ返ったそうだ。

20180206

スマートフォン✕SNS=写真嫌いには生きづらい時代

昔から写真を撮られるのが嫌いで、卒業アルバムでも、カメラを発見すると逃げまくり、どうしても仕方のない集合写真と個人写真以外は、可能な限り写らないようにしていた。スマートフォンが普及して、SNS利用者が増えるにつれて、許可もなくバシャバシャと撮りまくる人が増え、写真嫌いには生きづらい社会になった。

20180130

女性は人に会うときは化粧をしないと失礼という暗黙の掟について

現在の日本社会には、外出するときに女性は化粧をするべきという見えない圧力があるが、その圧力がなかったとしたら、化粧をしたいか、したくないか、というオンラインアンケートに協力した。

化粧ほど世間からとやかく押し付けられるものも珍しい。学生のころは少しリップグロスをつけたくらいで、「化粧は不良」と文句を言われ、運がわるければ処罰にあう。成人したら今度は「化粧しないのは失礼」だと言われる。化粧なんかしたけりゃしたらいいし、したくなきゃしなくていい個人の自由なのに、してもしなくてもあれやこれやとまわりからうるさく言われる。化粧品は価格の多くを広告宣伝費が占めるとも言われ、広告の影響が大きいのではないかと思う。

20180116

写真撮影のマナーについて。撮られたくない人は撮りたい人にどう伝えるのがよいのか

金沢へ行ったとき、近江町市場に少し寄った。事前にもらってあった金沢のまち歩きマップに「写真撮影はお店の人に許可をとるべし」と書かれていて、金沢には写真嫌いの人が多いのかもと思った。私も自分の顔やものの写真を撮られて無断でSNSなどに投稿されるのは嫌いなので、その気持ちはよくわかる。

近江町市場に行ったら、「市場で買ってはいけないものが1つだけあります。それはひんしゅくです」「写真を撮るときはお店の人に許可を得ましょう」といったようなコピーが書かれたポスターが通路に置かれていた。加えて、カメラに赤でバツが付けられたマーク、それから「NO PHOTO!」のマークが激しく並んでいた。やっぱり金沢の人は写真を撮られるのが相当嫌なのかと思った。