20140531

庭の花

表の庭に、星のような花がたくさん咲いています。私たちより前からいた花で、名前はわかりません。何も植えなくてもかわいい花がたくさん咲いていて、背の高い草を刈ってあげるとよく見えるようになりました。


ムカデ事件の後、家のまわりを点検していたら、相方が裏庭に大きな落とし穴のようなものを発見しました。土と落ち葉を被った波トタンとシートをめくると、大きな深い穴の中に、いろいろなゴミがたくさん埋まっていました。ムカデが結構いたということで、ここも原因だったのかもしれません。ゴミを全部掘り出して、土を入れて平らにしていきます。思いがけない大工事になりました(^^; 大家さんは家の中の掃除はきれいにやってくださったので、こんなところにゴミが埋まっていたなんて知らなかったのだと思います。

落とし穴はまるで、昔話の花咲じいさんの中で、いじわる爺さんが「ここ掘れワンワン」と言われて土を掘った場面を彷彿とさせる光景で、ゴミと気味の悪い虫がいっぱい出てきた絵本の絵のようでした。

何年も空き家にしていても、家を貸したがらない人が多い、という話をよく聞きます。建て前の理由しか言わないもので本当のところは変な人に貸したくないからとよく情報誌などに書かれてますが、人に貸すとなると、物の処分や掃除が大変という事情もあるのかもしれません。

こういう空き家は、そのままではガッツのある人にしか需要はないと思いますが(私だって相方がいなかったら無理です…)、田舎暮らしに関心が高まっている今、改装すればもっと需要が生まれると思います。ビジネスとしてリノベーションして、田舎暮らしをしたい人たちとマッチングするのは、空き家の火事や倒壊などの問題と過疎化の問題を同時に解決できて良い仕事だと思いました。

私たちの貸してもらっている家は、掃除をして一部を直せば快適に住めそうな家です。柱も梁も立派な木で、調湿効果のある土壁も今時貴重です。新しい家を建てるよりも、すでにある家を直したほうがお金もかからないし、化学物質だらけの新築住宅より身体にもいいし、使う資源も少なくて済みます。空き家バンク制度にR不動産のようなビジネスを組み込んだら、もっといい仕組みができるんじゃないかなぁと思いました。

ゴミの山を見ながら、そんなことを考えました。

20140529

郷に入れば

畑と田んぼは、機械を入れずに、鎌や鍬、スコップを使い、全部手作業でやってみています。手でやっていると、近所の人たちが心配して気の毒そうに声をかけてくれます。

私たちとしては、手作業のほうが重い機械を持って出かけるよりも気楽で、会話も自然の音も楽しめて好きなのです。鍬でさえ、土を肥やしてくれているミミズをざくっとやってしまったことがあり、私がトラクターを使ったら大量殺戮になってしまうとも思いました。機械は使えば使うほど、土が締まって団粒構造が崩れるとも聞きました。

畑の近所の方たちはとても親切で、運がよかったなぁと思っています。いつも快く手伝おうかと声をかけてくださる方もいます。ただ、私の感覚が一般的な認識とだいぶずれていることもあり、思うままにはしにくいことも出てきました。無農薬・無肥料・不耕起の自然栽培の方針以外では、初めはやっぱり、郷に入れば郷に従え、かなぁと思います。

男女についての考え方がだいぶ東京とは違うと感じます。これは推測ですが、女に力仕事をさせる男はとんでもない、野良仕事をさせられる女は不憫だと思う男性が多いようで、私が畑に出ていると、相方がいろいろと言われることがあります。「こんなことをしたって無駄な抵抗。無意味!」と激しくキレられたこともありました(キレた方とはその後、相方が一人のときにうまく話し合いが進み、いろいろ助けてもらったそう。この時は機嫌が悪かっただけで、本当は協力的な優しい方のよう)。はっきりと男女観について語られたことはまだありませんが、私が畑にいるときと相方だけのときとでは態度が全然違うように感じていて、そうなのかなぁと思いました。近所で見る限り、女性や子どもが畑に来るのは本当に手が要るときで、女性一人で畑仕事をしている姿は小さな家庭菜園でしかあまり見かけません。まぁ、私がもっとがっちりしていて逞しければそんなこともないのだと思うのですが…。

手でやるのが好きなので、と言っても、機械でやることに慣れている方たちには感覚的になかなかこの楽しさが伝わらず、説明に作業の時間を削ったり、私のエネルギーが削がれて回復に時間がかかったりするので、相方と相談して、きちんと田畑が整備されるまでは私は隠れていることにしました(まだ開墾という感じなので…)。ムカデ事件以来、虫が怖くて、独りで家にいられないので、相方が畑に行っているときはカフェに避難しています。

実績があればまだ話もわかってもらえると思うのですが、初の試みなので、今のところこれがベストかな、と思っています。今までこの土地を見守ってきてくださり、用水路のことなど重要なことを教えてくださる親切な大先輩たちなので、多少の違いで対立するよりも、譲れる部分は譲らないと、と思いました。徐々に信頼関係を築いていきたいです。

相方に申し訳ないなぁと思うし、畑はどんな感じかなぁとやきもきしてしまいますが、今は勉強の時間ができたと考えて、英語の本を読んだりしています。相方の頼もしい面もわかったし、思いがけず勉強の時間もできたし、とポジティブに捉えています。

ついでながら、こっちに来てびっくりしたのは、相方と二人でいると、初対面でも子どもの有無をきかれること。名前は聞かれないのに、「お子さんは?」といきなり聞かれることも多々有ります。秋田も田舎ですが、不妊や経済的または家庭の事情などで悩んでいるかもしれないなどと配慮して、仲がよい相手にも子どもがいるかどうかはまずきくことはありませんでした。母に電話で話したときもそう言ってしました。今のところ、男性だと30代後半、女性だと40代より若い方にはきかれたことがないので、若い世代はもう少し感覚が違うかもしれません。

子どもがいないと答えると、「早く子どもを作らないと」と言われることもあり、これまた衝撃的でした。子どもを持つのも持たないのも個人の自由で、どちらの場合も幸せの1つの形、という感覚がない方が多いのかなぁと思いました。少子化で故郷の将来を案じているのかもとも思いましたが、それならなおさら、そういうプレッシャーをかけないほうが、若い人は入ってきやすいと思いました。

東京では顕在化していなかっただけかもしれませんが、一定の年齢で結婚して子どもを産んで、男が外で働いて女は奥で家庭を守り、みたいな固定観念が根強いんだなぁと感じます。相方と一緒にいると私は決まって「奥さん」と呼ばれます。悪意はないし、丁寧な言葉だとは理解していますが、あんまり、奥、奥と言われると、外の世界で活躍してはいけない存在になったような感じがして、気が滅入ります。東京でも秋田でも、初対面の男女を相手に、男を「ご主人」「旦那さん」、女を「奥さん」と呼ぶ人に会ったことがなかったので、慣れるまでしんどかったです。友だちに話したら、欧米ではこういうことは「assuming」(憶測で決めつけること)と言って失礼に当たるというのが常識だけど、日本では都会でもまだ見られると教えてくれました。

日本の昔からの家族の在り方とはよく言いますが、封建的な社会になってからの話で、所有という観念がなかった縄文時代とかは今のプロトタイプとは違ったと思うし、そういう昔からしたらどっちが昔からと言えるだろうかと疑問です。私と相方は、どちらも自立した個人であり、お互いとお互いの家族と歴史を尊重しあい、共鳴と協力に基づいたパートナーだと認識しています。私の感覚が日本の一般的通念と違うのですが、そのほうが男の人も女の人も自分の心の声に従ってもっと自由に幸せに生きられると思います。望むなら男だって家庭に活躍の場を見つけていいんだし、女だって外の世界で活躍していいし、男だからって義務感で嫌な仕事を続けなくても休息や充電、勉強やスキル獲得のために休んでその間は女が働いて家庭を支えるっていうスタイルだって在りだと思うのです。先進的と言われるヨーロッパでは常識になっているし、ヨーロッパ→都会→日本全体の常識に広がっていくといいなぁと思います。

大変なこともありますが、それも自分が望ましいと感じていることをはっきりさせるいい機会、 多様な人と信頼関係を築く訓練だと受け止めています。

光のカーテン

相方が裏庭の樹の剪定をしたら、木漏れ日が入るようになり、火を焚くと煙が光のカーテンのようになりました。


樹は自然にまかしておくのがいいのかなぁと思っていたのですが、相方曰わく、樹も伸ばすのを諦めた枝は乾いていて簡単に切れ、切ってあげたほうが喜んでいるみたいだったそうです。虫の恐怖とかいろいろ大変なこともあるものの、一瞬一瞬表情を変える自然のアートが家で見られる、そんな贅沢もありました。

庭づくり

ムカデが出たことで、畑のことばかりに気を取られて家のことが疎かになっていたなぁと気づき、庭の整備を始めました。草をとってすっきりさせて、ムカデが住みにくいようにするのが大切なよう。ハーブを植えるとよいとも聞いて、前から植えたかったハーブをいろいろ植えました。


庭は配達などの車が中まで入ってくるので竹を立てて車止めにしました。グリーンカーテンにするつもりで夕顔の種を蒔きました。蔓が出るまでに麻紐でネットを作る予定です。タイムもティツリーも葉っぱをくすぐるととてもいい香りがします。

近所の産直で一目惚れした山紫陽花も地植えにしました。


草は全部鎌で手でとっていて、慣れていないので時間はかかりますが、かわいいお花を発見して残したり、テントウムシのさなぎがついている草を残したり、小技が利きます。機械と違って、音や匂いもないので、会話や鳥の声を楽しみながらできるのもいいところです。草を刈っていたら、カブトムシの幼虫らしき大きな白い幼虫を発見。かわいそうに隠れていた草をはがされて、土の中に潜って行きました。

20140527

ヤナの森の生活


大きな虫が出て不安に心がしぼんでいたときに、近所の書店で出会った本です。

ムカデに噛まれて意気消沈な今、読み返して元気をもらっています。マングースよりはムカデのがマシか~。。虫が嫌で、最近よくイオンに避難している私に、暮らしを創っていくやる気を取り戻させてくれたのと同時に、大切なことを思い出させてくれる本でした。自然と調和したサステナブルな暮らしを創る。感謝して生きる。初心に返りました。またがんばります。

そして、こんな素敵な本の翻訳がいつかできたらいいなぁという夢もできました。

20140526

ムカデ、現る

憧れだった古民家での暮らし、大変なこともいろいろと出てきました。

今最大の悩みはムカデ。

夜になると時々現れていたのですが、ついに噛まれました(泣)夜、パソコン仕事をしていたら、左足の甲に針で刺されたような激痛が走り、「ん?」と思って見てみると小さいムカデが這い上がってきて噛みついていたのでした。ムカデや毛虫など毒のある虫は大の苦手の私。痛みと恐怖で夜中に絶叫し、相方も私の叫び声にびびり絶叫。こちらが何もしなければ噛まないと思っていたので、寝ている間に噛まれたら…と不安で眠れず、寝不足です(泣)

秋田ではムカデを見たことがなかったので、噛まれたのは初めてでした。生まれつき虫の毒に弱くて蚊に刺されただけでも大きく腫れるので、死ぬかと思いました。針が刺さったような痛みでかなり腫れましたが、枇杷の葉エキスを塗って梅干しをはっておいたら朝には痛みがひいていました。偶然ですが、夕飯に小豆入り玄米を食べていたのも解毒によかったみたいです。

香川に来て、ホームセンターやドラッグストアに行くと、ムカデ専用の殺虫剤が面陳されていたりして、そんなにポピュラーな虫なの?と思っていたら、こちらではどうやらよく出る虫のよう。温暖な地方では出るのかなぁ。ゲジゲジという虫も初めて見ました。

ムカデは動きが速いし、毒があって触れないので、やむを得ずピレスロイド系の殺虫剤を使うことにしました。薬品でなく凍らせる殺虫剤もあったので、なるべく凍らせるほうで射撃しています。

化学薬品は環境にも身体にも悪いからなるべく使いたくないけど、こういうのを開発する気持ちもわかる…(涙)という心境になりました。自然のもので対処したり、根本原因を解明したりして、解決したいと思います。

20140520

こだわりのうどんやさん

畑仕事と、家の改装、庭造り、毎日やることがたくさんです。

少し前の週末、息抜きを兼ねて、庭に植える植物を見に少し遠出をしました。自宅から自転車で片道15キロほど。結構疲れましたが、いい体力づくりになりました!

坂出市四国造園さんのお庭

途中で、こだわりのうどんやさん「石川うどん」さんに寄りました。イベントで出会った親切な方に、化学調味料&保存料無添加でおいしくておすすめですよ、と教えていただいて、前から行きたいなぁと思っていたお店でした。(※追記:当時は国分寺にあり、途中のルートでしたが、現在は丸亀駅前に移転しています)

注文してから揚げてくれる天ぷらは抹茶塩で。
素材の産地はカウンター上に全て掲示。

本物のちくわの味を知って欲しいということで、
普通のちくわと本物のちくわが2本出てきて食べ比べ
うどんがおいしかったのはもちろんですが、デザートにいただいた、山地酪農(*)の高知県斉藤牧場さんの牛乳を使ったプリンも絶品でした。カラメルソースの代わりに10年もののみりんを使ったソースが添えられていました。

山地酪農牛乳のプリン&10年もののみりんソース
プリン、こだわりの説明
自転車で行くにはちょっと遠いけど、また行きたいです。高松市国分寺町にあり、最寄り駅はJR端岡駅になります。

*山地酪農:山で乳牛を放牧。基本的にエサは山の草を食べる。近代酪農における飼育方法よりもストレスがなく、長生きする。遺伝子組み換え穀物を飼料として与えられている心配がない。詳しくは『幸せな牛からおいしい牛乳』(中洞正著/コモンズ刊)など。※参照→「山地酪農とは?」(中洞牧場ウェブサイトより)

20140508

引き寄せの法則についてわかりやすい本&ブログ(*2016/3/20 追記あり)

身近で少し前からよく耳にするようになった「引き寄せの法則」。

「思い描いたことを現実に引き寄せるということ?」くらいの理解だったので、もやもやっとしているところもあり、もっと知りたいなーと思っていたら、とてもわかりやすく書かれているブログを知ることができました↓

『「引き寄せ」の教科書』著者ブログ 
人生は思い通り 人生を変える、具体的な方法
http://ameblo.jp/everything-is-all-right/

東京でいつもお世話になっていた美容師さんがふと懐かしくなり、美容師さんのブログにアクセスしたら、ちょうどこちらの書籍とブログを紹介されている投稿でした。これも引き寄せだったのかもしれません。いくつか、今の私がちょうど必要としていることが書かれていて心が軽くなってきました。

実は、秋田生まれの私はここのところ、東京から移住した香川でのカルチャーショックにちょっとホームシック気味になっていました。突然感情を爆発させる年配男性を立て続けに見たりとか、「秋田の人だったらまず聞かないし、そんな聞き方しないよね?」というような質問をずけずけ聞かれたりとか、虫が秋田のより大きかったりとか、急な負荷の連続に心が筋肉痛なのに癒える前にまた降り掛かってくるみたな感じの繰り返しでちょっと参っていたんですが、「不愉快な出来事や人に出会ったら」「「他人は自分の鏡」なのか?」、「抵抗を減らす、抵抗を手放す」などを読んだらだいぶ楽になりました。

だれかが草刈後の畦道で残っていた四つ葉のクローバー
*2016/3/20 追記:

その後、「引き寄せの法則」について勉強をしていくうちに、ご紹介したブログと本には、原典とは「ちょっとずれているかも?」と、私はひっかかりを感じるところが出てきました。個人レベルの引き寄せに関してはあまり問題がないのですが、戦争や貧困など社会全体のことになると、ちょっと「うーんそうかなあ。。」と暗い気持ちになる記述が増えてきます。(あくまでも、私は、ですが。)

…というわけで、解説本を読んだほうが早いだろうと思ったものの、結局は原典を引くことになりましたので、やっぱり原典を当たるほうが結局はムダがありませんでした…。私はまだ原典をさらっとしか読めていないのですが、分厚い原典を4冊(1冊は和訳、3冊は原文で)読んだ相方が夢中になっていたときに、内容を詳しく聞かせてくれたので、だいたい把握しました。また時間のあるときにじっくりと咀しゃくしながら読みたいとは思っていますが…。これまでに私が引き寄せの法則関連で書いた記事は以下の通りです。

20160312 悲劇は自分が引き寄せたもの?魂の選択?そんなわけないよ!の話。
20151124 スピリチュアルボケ
20151101 寿命なんて思い込みかもの巻
20150908 脳内変換

◎原典はこちらです。
The Law of Attraction: The Basics of the Teachings of Abraham

日本語版は以下です。
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話